コンセプトconcept

私は小学校2年生の時、家庭の事情で不安と緊張を抱えながら毎日過ごすことになりました。元気は日ごとになくなり、体調も崩すことが多くなっていきます。学校へ行っても、毎日のように保健室へいくようになりました。
転んですりむいたり、熱が出ているわけでもなく、見たら少ししょんぼりしたくらいの私を、保健室の先生は何も言わずに毎回私を受け入れベッドで休ませてくれました。悲しくなってベッドで泣く私をそっと寄り添ってくれました。あの保健室のホッとできた気持ちと保健室の先生の温かさは今でも覚えています。家でも心が休まらず、学校へ出てきてもみんなのように元気に勉強したり、遊んだりできない日々。保健室だけが無理しないで力をぬいて過ごせました。心と体をゆるめていられたそこは私の心が主役でいられました。こころの保健室はそんな場所にしたいと願っています。

生きていく中で不安を抱えていたり緊張したり、過去のことが原因で元気がでないとか、なんとなく体調がすぐれない、不快な気分が晴れないとうい方は増えています。そのような環境の中でこころの保健室では、私が体感したような、あなたにとってホッとできる場所でありたいと思っています。あなたがまずは、安心してドアをノックしていただけるように準備しています。
そして、あなたがなりたい自分に自由に変われるように最善をつくします。あなたが不快な気分を手放していき、心地よい気分で毎日を送れるようにお手伝いさせていただきます。
どんなことでも安心してお話しください。心は目に見えないけれど、あなたの一部です。楽になるために一緒に心に焦点をあてていきましょう。こころの保健室は無理しないで肩の力を抜いてあなたが大切な心と向き合えるような場所でありたいと願っています。