群馬県伊勢崎市のインナーチェンジングセラピーに基づいた心理カウンセリングオフィス
カウンセリングオフィス こころの保健室
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  • 2022.08.25

    【子どもは天才】

    子どもは天才です。

    お母さんが、ほんとうは何を言いたかったのか。

    お父さんが、ほんとうは何を言いたかったのか。

    それを探し出すことに天才です。

    お母さんが自分に、ほんとうに言いたかったこと。

    お父さんが自分に、ほんとうに言いたかったこと。

    それは自分に対する両親の望みとわかるでしょう。

    例えば、

    お母さんからの「気を付けて」は、どうだろう。

    何を意味しているか。ほんとうは何を言いたかったのか・・・。

    『ミスをしなさい。そうすれば、「気を付けてってあなたに言ったじゃない」と私が言えるから』

    これがほんとうに言いたかったことだと子どもが探し出したなら

    子どもはお母さんの望みをかなえるでしょう。

    どうやって?

    それは・・・『ミスをする』ことで。

    わざとミスをという類のものではなく

    無意識のうちにミスすることを選ぶのです。

    親からの望みは、

    子どもにとって「命令」というくらい強烈なメッセージであり

    よほどの激変が起こらない限りそれは残り

    人生の間ずっと残存する。

    両親の死が常に、その命令を解くとは限らないのです。

    その拘束力を強めることは大いにある。

    そもそもなぜ子どもは親がほんとうは何を言いたかったのかを探すのか。

    なでならば、それは

    親の愛を得るため】です。

    少なくとも保護は維持される。

    子どもにとって過酷なケースでも、多くは生存だけは維持されるでしょう。

    あなたの親が悪いわけではありません。

    あなたの親も

    子ども時代から親の愛、愛情の維持のための天才なはずです。

    私たちは、大人になった今も

    その命令を聞いています。

    知らず知らずのうちに拘束しています。

    それが、現在の【生きずらさのもと】であることはほんとうに多いです。

    60代のクライアントさんは、

    《何をするにもギリギリで、余裕がある物事でもどうしてもギリギリにならないとしない。

    いつも焦っているけれど、何やっても遅くてダメだぁって落ち込むんです》

    というお悩みがありました。(※クライアントに掲載許可を得ています)

    カウンセリング(ワーク)をすすめていくと、クライアントさんの気づきがありました。

    「いつも斜め後ろから、お母さんの声を聞いている。「早く、早く」ってお母さんが言っている」

    この件についてクライアントがお母さんから受け取っていた、

    お母さんのほんとうに言いたかったことは…

    『ギリギリにしなさい。そうしたら私は「早く、早く」って言える。早くできる私は重要でいられるのだから』

    と、いうものでした。

    今も、しっかりとお母さんの望みを「斜め後ろから」聞いて

    それをかなえていたのです。

    よほどの激変がない限り

    このように人生の間ずっと残存するものを

    現在の自分にとってはもう不要という部分を、心理療法で解放していきます。

    無意識にも、あなたがどんな望みをかなえようとしているのか

    無意識にも、あなたがどんな命令を抱えているのか

    を一緒にさがします。

    そして、現在のあなたがもう気に入らなかったら

    そこから自分を解放してあげましょう。

    一度の人生です。

    もう、生きずらさから自分を解放してあげてもいいかもしれません。

    あなたはこれからの人生を、どんな心持ちで生活していきたいですか。