群馬県伊勢崎市のインナーチェンジングセラピーに基づいた心理カウンセリングオフィス
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  • 2024.08.29

    自分の欠点をいつくしむ / 自分を形成する一部

    群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。

    いま、【愛着のカウンセリング】について掘り下げていたら

    倉成先生から頂いたお言葉が心にとまりました。

    『自分の欠点をいつくしむ』

    沁みる。

    私たちは案外、自分の欠点は悪いも、良くないもの

    だから、無くしたいと考えがちです。

    けれども、私たちは長所と欠点の両方あります。

    この両方あるのが自分自身なのです。

    欠点がない人はいない。

    そして、欠点が完全に無くなることもない。

    だから、自分の欠点を責めたり、卑下したり、痛めつけるよりも

    『いつくしむ』のは、どうだろう。

    それもあなたの一部だから。

    『自分の欠点をいつくしむ』と、良いことが訪れます。

    私は、自分の感受性というか繊細な部分を欠点だと

    幼い頃から感じていました。

    なんだか家族と違うんだよ。

    家族にはないものが私にはある感覚。

    いいえ、あっちゃいけないものが私にだけある。それはほんとに良くないもの。

    私のこの部分は、私が家族から愛されるためには、欠点として隠さなければいけなかった。

    繊細な部分をつかうと、家族に通じないんだ。

    分かってもらえない。

    それどころか、𠮟らたこともある。

    通じない、分かってもらえなかったら

    「私の方がおかしい。私のこの部分は変」

    子どもなら、そう決定しておくだろ。

    みんなと同じでないと、家族の仲間になれない。

    だから、私は家族に通じる部分だけをつかっていく。

    幼い頃の私には、生きるためにはこの場所しかなかった。

    生きるためには、どうしても仲間でいる必要があったんだ。

    なので、私の繊細な部分は欠点で、良くないもので、隠すべきものにした。

    これは、私の家族が悪いとか変だと言っているのではない。

    私が生きるためにしてきたことを綴っている。

    家族であっても、みんな違う。子どもの頃はそれがとても怖かった。

    私は、自分が受けたカウンセリングで【ありのままの自分】をテーマにした時期があった。

    そこで、私が今までずーっと、良くないものだと決めつけていた部分は

    私の一部であって、私の他の面と同じように

    私という存在を形成している重要なものなんだと到達しました。

    私の、感受性はおかしくないし、変でもなんでもなかった。

    ほんとうに安心した。

    このまんまで、私のまんまでここに居ていいんだ。

    このような自分が嬉しくなった。

    勿論、他にも欠点はあります。

    それも私の大切な一部。  

    それがあるのが私なんです。

    「あぁ、私にはこういう部分があるなぁ」と、日々の中で分かったり、感じたりしています。

    開き直りではなく、ただそうなんだと。

    『欠点をいつくしむ』ようになって訪れた良いことは

    過去に欠点で隠さなければならなかった部分を使って、今は人の支援ができていることです。

    私にこの部分があるからこそ、通じる人達にたくさん会えています。

    クライアントさんに隠さず見せて、一緒に繊細な世界で、癒しのお手伝いをしています。

    ほんとうに素晴らく、ありがたいことだなぁと感じている。

    私の場合は、こうなわけです。

    あなたが、あなたの欠点をいつくしむ方向へ進んで行ったら

    あなたにしか見えない景色が見えると思う。

    そう、あなたに良いことが訪れることを私は信じられる。

    いま、私が心からお伝えしたいのは

    『あなたは、そのままで十分。どんな面もあなたの一部で大切だよ』

    もし、自分の欠点を自分で責めたり、いじめたり、傷つけたりしている人がいるならば

    あなたのその部分を、これからは『いつくしみながら生ていく』よう大切に支援させていただきます。

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    梶間久美子