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2024.08.01
- 繊細さ・傷つきやすさ
傷つきやすさ② / 愛する人・大切な人にも関わらずどうして傷つくのか
群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。
前回のブログ記事『傷つきやすさ① / 繊細な世界』では
傷ついた瞬間や傷ついた時に、人が陥りやすい考えや言動についてお話ししました。
そして、【傷つき】に対して、カウンセリングは何ができるのか
また、カウンセリングでどのような変化が見込めるかを書かせて頂きました。
今回は、私たちは愛する人のも関わらずどうして傷つくことがあるのかを、説明したいと思います。
多くの人は『愛している人となら傷ついたりしないはず』
『大切な人となら傷つくことなんてないはず』
という思い込みがあります。
愛し合っているパートナーだったら、意見の違いで言い合いなんてしないはず
仲良しの友達なら、傷つくことないはず
と、思っていませんか?
私たちが、心や頭で誤解してしまうのが
自分が傷ついたから=愛してない
自分が傷ついた=愛されてない
自分が傷ついた=嫌い
自分が傷ついた=嫌われている
になってしまうことです。
アメリカにいる、私が心から尊敬する心理学の博士はこう教えてくれました。
【私たちは愛する人にも傷つくことがある】
はじめて聞いた時、私はびっくりしました。
私の心や頭は、日常で誤解ばかりしていたからです。
とっても大切な人に傷ついたとき『こんなはずない』と苦しんだり
尊敬する人に傷ついたとき『尊敬しているのに傷つくなんて、私がなにかおかしいんじゃないか』と悩んだりしていました。
その博士の教えで私は謎が解けました。
この真実は、私に大きな安心をもたらしてくれました。
クライアント様の支援の支えのひとつになっています。
私たちは、愛し合っている人にも傷つくことがあるんです。
仲良しの友達でも傷つくことがあるんです。
だからといって、それは愛されてないとか、嫌われているとは別なのです。
前回の記事の終わりに、私の日常について正直に書きました。
『傷つきは日々ある。そして、癒える体験もしている』
と、自分に気づくことができたのは、博士がご教授のおかげです。
時にはカウンセリングでクライアント様と
「心から大切に思っているし、大切にしていたとしても、自分が傷つくことがあるんだ」
ということを、一緒に話し合ったりします。
前回の記事に書かせていただいたように
カウンセリングでは【傷つきを癒していきます】
クライアント様は癒えていく体験を通して、
『傷ついたとしても癒えるんだ』
という、自信というか安心感というか、傷つきに過敏にならないで済むようになっていかれます。
クライアント様の力は凄いのです。
私は、クライアント様の心の自己再生能力を信じています。
私はカウンセリングという繊細な世界の中で、科学的な理論と技法を用いつつ
クライアント様の心を、真綿で優しく包み込むような支援に尽力いたします。
あなたの力は、あなたが思っている以上に素晴らしいものです。
私はそこに疑いはない。
人にもともと備わる力、それは信じられるのもだ。
カウンセリングオフィスこころの保健室
梶間久美子
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梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。
あなたをこころの保健室で待機しています。