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カウンセラーブログ

    • 2024.10.04
      • 自己認識

      自分が恥ずかしい / 自己認識

      群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。

      「自分が恥ずかしい」「何もしていないのに恥ずかしいんです」というお悩みは

      カウンセリングの訴えとしてめずらしくありません。

      家族や友人や同僚には、この思いや感覚は伝わりにくいものかもしれません。

      これはとても繊細なことです。

      「自分が恥ずかしい」

      人は、ある行動について恥ずかしいというのはあることですが「自分自身が恥ずかしい」といと感じるのは

      【自分が望み通りの人間になっていない】という思いがあるからです。

      「あの人みたいに美しく生まれていればよかったのに」

      「あの人みたいに知能指数が高かったらよかったのに」

      「あの人みたいに背が高ければよかったのに」

      残念ながらこれは選びようがないことです。それはみなさん私に言われなくても分かっていらっしゃる。

      「頭では分かっている、でも心が付いてこない」「その思いが拭えない」とクライアント様たちは教えてくださいます。

      あなたはどんな人ですか?

      質問があります。

      『あなたはどんな人ですか?』

      いま答えてくれた、これが【自己認識】です。

      「自分が恥ずかしい」と感じている人は、誰かのふりをしたいという欲求や他の人が持っているギフト(生まれながらにして有る賜物)が欲しいという欲求を抱きやすいです。

      この時、その人の中では困難なことがおきているいます。

      基本的に、変えることができない自分の人格を受け容れず

      その人の目や心は、外に目が向いています。他者に向いているのです。

      自分以外の「あの人」なりたいとか、他者の天賦の才能を欲している。

      羞恥心に襲われやすく、自分の弱にだと認識している部分を軽蔑している。

      自然体の自分を受け入れることがとても困難です。

      頭の中でこんな声が聞こえているかもしれません

      「こんな私をだれも大切にしない」

      「自分は欠陥がある人間だ」

      『妬みは無知であり、真似は自殺である』

      『妬みは無知であり、真似は自殺である』米国の思想家エマーソンの格言です。

      妬んでいるとき、その人は自分のギフト(生まれながらにして有る賜物)に気づいていない。自分について無知な状態です。

      真似はどうして自殺なのか?

      それは、真似は自分ギフト(生まれながらにして有る賜物)を殺して、人のギフトのふりをするからです。

      Aさんは、生きずらさをどことなく感じていました。

      【自分は恥ずかしい】そして【自分の人生を生きていないような感覚】がありました。

      「自分は、何をやってもどれだけやってもちょっと違う感覚。もっと上手くできないと」

      Aさんの自己認識は「私は間違い。良いところなんて無い。ほんとは望まれてはいない存在」

      カウンセリングをしていく中で、Aさんは自分自身についていろんな気づきがおきました。

      Aさんは、自分が生まれる前に亡くなってしまったきょうだいになろうとしていたのです。

      Aさんの中では、そのきょうだいは完璧な人間になっていました。

      『みんなに心から望まれていて、何をやっても上手にできる。人としても非の打ち所がない人。みんなを幸せにできる人』

      Aさんは、自分が思うきょうだいになれて無い。【自分が望みどおりになっていない】という思いから、羞恥心を感じていたのです。

      そして、自分の人生ではなく、亡くなられたきょうだいの人生を生きようとしていました。

      自分のギフト(生まれながらにして有る賜物)を殺して、きょうだいになろうとしていた。

      それ故に【自分の人生を生きてないような感覚】があったのです。

      (事例発表に承諾を得ています)

      解決となる核となるもの

      自己認識に対する解決にも核となるものがあります。

      ▼良いところと短所から成っていると知ること

      自分について悩んでいる方の多くは、自分は短所で成っていると思い込んでいます。

      誰でも良いところと短所の両方あります。

      ▼肯定的と批判のどちらの情報も取り入れる能力

      自己について悩んでいる方の多くは、自分の一部や全体を軽蔑しています。だから批判された時はすんなりと取り入れます。肯定的なことも拒否しないで取り入れていく。

      ▼自分についての理解

      自分について無知な状態であることが多いです。

      カウンセリングを通して、自分について知っていきます。

      こころの保健室でできること

      こころの保健室では『内面から変わるカウンセリング』を実施しています。

      自己認識の根本解決も支援しています。

      『解決となる核となるも』のをカウンセリングでお手伝いしていきます。

      Aさんは、カウンセリングにより自己認識が変わっていきました。

      なぜ、きょうだいになろうとしたのかが腑に落ちて、きょうだいになろうとすることに終止符を打ちました。

      それは、自分が唯一無二の存在であること。自分にはいろんな面があること。を導きました。

      自分にもギフトがあること。自分だけのギフトであることも受け入れられました。

      恥辱心や自分を軽蔑する気持ちは、段々と遠ざかっていきました。

      Aさんは【自分の人生を生きいる】方向へ出発していかれました。

      (事例発表の承諾を得ています)

      カウンセリングでは、言葉にするのも難しい感覚も、大切に拾って参ります。

      何気ない思いや、自分では大したことないだろうという感覚もカウンセリングの大事な情報になります。

      あなたから教えてもらえるものは、何も恥ずかしいものではくどれも大切なものです。

      『自分が恥ずかしいをどうにかしたい』という方がいらしたら遠慮なくご連絡ください。

      カウンセリングオフィスこころの保健室

      梶間久美子

執筆者プロフィール
梶間久美子
公認心理師
心理カウンセラー
梶間 久美子
KUMIKO KAJIMA
こころの保健室のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。

あなたをこころの保健室で待機しています。