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2022.10.12
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【人生脚本】自分の人生計画は、幼少期に決めている。けれど心理カウンセリング(心理療法)でいつでも変更できる
交流分析では、【人生脚本】というのがあります。
簡単ではありますが、その【人生脚本】についてお話しすると、
【人生脚本】とは、人生計画です。
自分の人生をどのように生きるかという計画のことです。
そしてそれは、赤ちゃんのサバイバル読本と言えるでしょう。
なぜならば、人生脚本とは、
まだ親(大人)の助けなしには生きていけない存在である子ども(幼児)が、
親との関わりの中で、生き延びるために身につけた思考、行動、感情のパターンだからです。
親に見捨てられないようにするため
生きるためのサバイバル読本なのです。
「自分の人生プランをこれからたてるところです」
「その都度、人生計画を立てています」
と、思う大人はいるでしょう。
私も、カウンセリングを受けたり、心理学(交流分析)を勉強するまでは
そう思っていました。
けれどもこの人生脚本は4歳ごろまでには筋書きの要点を決めています。
7歳ごろまでにはだいたい決まります。
そうなのです、まだ現実吟味が曖昧な時期に
私たちは、人生計画を決めているのです。
その後は、脚本通りに取捨選択して生きているのです。
自分の人生脚本に合わないものは
見ても見てない
あっても無視しているのです。
例えば、「今度こそは、違うタイプの人と親しくなるぞ!」
と思っていても
目に入る人、気になる人、親しくなる人は同じようなタイプだ。
というのは、
自分の人生脚本に合った人を、自分で取得選択しているからなのです。
現実吟味が曖昧な時期に決めた
パターンなので
現在の自分にとっては
必ずしも適切ではないのです。
例えば、小さい頃にお父さんとお母さんが喧嘩をしていると
・私のせいだ
とか。
・私の居場所はない
とか。
・私は生まれてこなければよかった
とか。
というようなパターンを決めていたとします。
現実は違います。
けれども赤ちゃん(幼児)は事実がどうかとかなんてわかりません。
なので強烈な感情でもって、まるでファンタジーの世界で
そのように捉えて決めてしまいます。
そして、現実吟味が曖昧な時期に決めたパターンの
脚本通りだと
同じようなシチュエーションにいる時に(誰かがもめていたり、喧嘩を見聞きすると)
・結局、私のせいだ
とか。
・やっぱり私の居場所なんてない
とか。
・やっぱり私が生まれてこなければよかったんだ
など。
なにか馴染みのものが落としどころとなるでしょう。
ここで自分の人生脚本について少しわかりたい人は
こんなことを考えてください。
ご自身の馴染みの体験(行動)パターンについてです。
馴染みの思考、感情、行動のパターンがありますか?
なにか出来事があった時に
「結局、私は・・・」
「やっぱり私は・・・」
「どうせ私は・・・」
「どうせ女は・・・」
「どうせ男は・・・」
「人ってやっぱり・・・」
「結局、世の中は・・・」
という感覚を繰り返していたら、人生脚本からくるものかもしれません。
そして、もし現在の自分にとって合わないパターンであるならば
カウンセリングでいつでも変更可能です。
人生脚本はサバイバル読本です。
赤ちゃん時代からずっと命を守るために
幼い頃は役立ってきました。
ですから、自分で変更したり、自然に変わることは
本当に難しいのです。
自分が幼い頃に決めた人生脚本の中を生きていることさえ知らずに
一生を終える人の方が多いでしょう。
けれども、交流分析を扱う心理師や心理カウンセラーから受ける
心理カウンセリングや心理療法で人生脚本を書き換えることができます。
あなたも幼い頃に決めた、人生計画を見直して
あなたの幸せな結末の人生脚本にしませんか。
自分について、または自分の人生脚本について知ってみたいという方は
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。
あなたをこころの保健室で待機しています。