群馬県伊勢崎市のインナーチェンジングセラピーに基づいた心理カウンセリングオフィス
カウンセリングオフィス こころの保健室
090-5565-8080
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  • 2022.08.13

    【認知感情療法】なぜ感情を重視した方が良いのか

    こころの保健室でおこなっている心理療法は

    認知感情療法です。

    カウンセリングで感情へのアプローチを重視しています。

    人がなにか自分の困りごと、問題を解決しようとするときに

    そこには《思考・感情・行動の繋がりを持ったひとつのセット》がシステムとして起動します。

    けれど多くの人は思考、つまり「考え方を変えたらいいんだ!」と

    思考に焦点をおきます。

    しかしいくら考え方を変えようとしても変容が実現しないことが多いです。

    思考・感情・行動はセット》です。

    考え方を変えようとしてもなかなか変わらないのは

    そのセットの中の感情が引っ張るからです。

    『人と話すときに、言いたいことがなかなか言えない。ついつい相手に合わせてしまう』という

    人がいるとします。

    相手に合わせないで、言いたいこと言おうとする時の思考・感情・行動のセットは

    例えば

    ★思考・・・嫌われるかも

    ★感情・・・緊張

    ★行動・・・言いたいことは言わない。相手に合わせる

    だったとします。

    簡単にいうと

    ★嫌われるかもしれないと考えて(思考)

    ★緊張して(感情)

    ★言いたいこと言わない。相手に合わせる(行動)

    というひとつのシステムとして起動しているわけです。

    ここで考え方だけ変えようとしても

    それにくっついている未処理の感情の『緊張』が引っ張って

    なかなか思考の変容ができないのです。

    「言いたいこと言っても、嫌われることはないから大丈夫」

    「たとえ嫌われたとしても、平気だし」

    と、違う考え方をしていても、いざその人を目の前にすると

    『緊張』がでてきて、ついつい合わせてしまうというわけです。

    頭だけでやろうとしても、馴染みのある自分ならではのシステムが起動してしまうのです。

    ひとつの繋がりを持つ《思考・感情・行動のシステム》の

    要となる【感情】に焦点を当てて

    考え方の自然の変容を可能にするのが【認知感情療法】です。

    その時に、なにを感じているのか

    一緒にさがしていき

    ゆっくりと感じながら感情を消化していきます。

    その考え方に影響している未処理の感情を処理していくのです。

    そうすることで頭だけではなく、心から自然の変容が可能になります。

    感情が苦手な人もいるかもしれません。

    感じるのが苦手な人も、もちろんカウンセリングはできます。

    カウンセリングを受けてはじめて、ご自身の感情に気づかれるクライアントさんもいらっしゃいます。

    「ほんとうは怒っていたんだ」とか、

    「イライラしていたけれど、悲しい気持ちがあったんだ」など。

    自分の考え方に、どんな感情が影響を及ぼしているのかを

    探すのは、ひとりではなかなか難しいかもしれません。

    そこはしっかりカウンセリングの技法で支援いたします。

    あなたの気持ちを無理やりこじ開けて感じさせることなどしません。

    みんさん感じ方が違います。

    感じていくペースも違います。

    違って当たり前なんです。

    生きてきた環境が違うから。

    なので感じ方に正解はありませんから安心してください。

    カウンセリングを受けてみて

    「すっきりしました」

    「体が温かい」

    「体の力が抜けた」

    「最初にあった嫌な気持ちが、無くなってます」

    という感想を多くいただきます。

    あなたも気分をスッキリしながら

    自分のために、認知(考え方)の自然な変容をしていきませんか。