-
-
2024.04.27
- カウンセリングのこと
- 心と体
- 日記・コラム・つぶやき
「自分自身が恥ずかしい」
群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。
みなさんの中に「あぁ、恥ずかしい」という人いませんか。
特定の行動を恥ずかしいと思うことは誰でもありますが
「自分自身が恥ずかしい」と感じるのは
自分は望み通りの人間になっていないと思っているからなのです。
残念ながらこれは選びようがありません。
「あの人みたいに背が高ければよかったなぁ」
「あの人みたいに美しければよかったぁ」
いいえ、あなたはもっといいものを持っています。
あなただけの魅力があるのです。
私は、カウンセリングに出会うまで、自分のことが好きではありませんでした。
何か敏感で、すぐに動揺する。だから体調もよく崩していました。
小さい頃は特にそうでした。
社会において求められている人間は、強くて元気な子だと
小さいながらに私は、これを望まれていると感じていました。
空気の動きや、その場の空気の振動にも敏感で、すぐに心が動く。
そんな自分は恥ずかしいと思っていました。
そう、それは自分の弱み。
なんだか良くない自分。
だから見せない。ずっと隠していた。
そして、私は強くなろうとしていました。
「私は何があっても動じないぞ!」とやっていました。
本当は、敏感で心はすぐに動きます。
今、私は自分のことを恥ずかしいとは思いません。
なにか敏感で心が揺れたり動いたりする自分。私はそういう人間です。
これが私です。
「何があっても動じないぞ!」という自分より
今の自分のほうがいいと思っています。
自分で弱点だと思っていた部分、それがあったからこそ、私は今ここにいます。
今ここでカウンセラーをしています。
カウンセリングにおいて、敏感さ、心が動きやすいことは、とても強みなのです。
何が言いたいかというと
自分が弱みだと思っていることは、実は強みだというのはよくある
ということです。
クライアント様たちは、私に訴えてくれます。
いかに自分が恥ずかしい人間かを。
その時、私は思います。
目の前のクライアントは、まだご自身で気づいてない魅力がある。
それは、私も持ってない魅力。
この方だからこその魅力。
カウンセリングが進むにつれ
弱みが、実は自分の強みだと気づかれていく姿は本当に尊いです。
カウンセラーしていて良かったと思う瞬間でもあります。
「自分自身が恥ずかしい」と思っている方がいたら、私は言いたい。
あなたにもいいものがあります。
あなたにしかない魅力があるのです。
私は、担当のカウンセラーの支援を受けて、自分の強みに気づくことができました。
私のようにもし、自分一人では気づけない時には、
カウンセラーになった私が今度はお手伝いできます。
自分の強みが、自分で分かる人生はなかなかよいと思います。
-
梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。
あなたをこころの保健室で待機しています。