群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。

「ストレス・心のこと」と「身体」は繋がっています。

カウンセリングに来た時は、体の一部に痛みがあったのが

カウンセリングが終わって帰る時に、気づいたら痛みがひけていたとか、

カウンセリングで蕁麻疹がでなくなったとか、

動機がして苦しかったのが、カウンセリング後は動機がおさまって落ち着いた、など

カウンセリングで心のことを扱うと身体症状が緩和されるということは度々おこります。

身体症状についてカウンセリングしたわけではないのに、カウンセリング後に身体症状が緩和されるというのは、人の心と身体が繋がってことの証だと思います。

今回は、こころの保健室で対応している心身症・自律神経失調症について解説いたします。

私たちはストレスがかかると、ストレス反応がでます。

●『ストレス反応』とは、何らかの刺激や反応に応えようとする生体の緊張（ストレスイン）状態・反応のことで、心理面、身体面、行動面の反応として現れます。

身体面の反応に注目すると、心身症・自律神経失調症があげられます。

■心身症の定義

心身症の定義をきちんと見てみましょう。

心身症とは、「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的障害の認められる病態をいう。ただし、神経症やうつ病などの精神障害にともなう身体症状は除外する」

心身症と自律神経失調症の違いは、特定の器官に集中して症状が現れているかどうかと言えます。

確かなことは、心身症も自律神経失調症も精神ストレスが大きく関わることです。

身体疾患、身体症状だけれど、心のことが基になっていることです。

これから代表的な心身症・自律神経失調症の症状を記していきますが、

昨今、心理的要因（つまり心の問題）が関与していない身体の病気はないとも考えられています。

■代表的な心身症と自律神経失調症

【神経系】筋緊張性頭痛、偏頭痛

【婦人科系】更年期障害、不妊症、不感症、月経困難症、無月経、月経異常

【皮膚系】アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、円形脱毛症、多汗症

【循環器系】起立性低血圧、起立性調節障害、狭心症、心筋梗塞、不整脈、本態性高血圧症、本態性低血圧

【呼吸器系】過呼吸症候群、気管支喘息、神経性咳嗽

【消火器系】過敏性腸症候群、神経性嘔吐症、消化性潰瘍、神経性胃炎

【内分泌系】糖尿病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症

【泌尿器系】夜尿症、頻尿、心因性性障害

【骨格・筋肉系】チック、関節リウマチ

【耳鼻咽喉科系】眼瞼痙攣、原発性緑内障

【口腔外科系】顎関節症、舌痛症、口臭症、義歯神経症

■自律神経失調症の症状

頭痛、頭重感、ＥＤ、月経不順、動悸、胸痛、胸部圧迫感、息苦しい、吐き気、下痢、便秘、胃の不快感、腹痛、お腹の張り、ガスがたまる、脱毛、耳鳴り、めまい、喉の異物感、手足の痛み、手足の震え、手足のしびれ、多汗、皮膚のかゆみ、皮膚の乾燥、肩こり、立ちくらみ、頻尿、残尿感、微熱、倦怠感、疲労感、筋肉痛、関節痛、食欲不振、眼精疲労、目の渇き、まぶしい、飲み込み困難、ほてり、など。

自律神経は、人が意図的に管理できません。

「いまは、胃の分泌物をへらすよ」とか

「いまは、腸を動かして」とかはできません。

身体が勝手にしてくれています。

自分から自律しているから、自律神経。

そして、先にあったように自律神経とストレスは密接に関係があります。

自分でコントロールできないのに、ストレスには常に左右されている。

なので心身症や自律神経症には心のことを扱うのがとても重要になります。

■カウンセリングと治療の違い

カウンセリングは治療とは違います。

治療は医師がするもので、診察して診断名をつけて、でている症状にあった投薬をします。

公認心理師がするのは診察ではありません。

カウンセリングは、でている症状に対するアプローチではなくて、症状に関わっている内面（心）のことを扱います。

専門性とするところが全く違うわけです。

その疾患によっては治療しながら、性格傾向やストレスなどの心の部分に対してはカウンセリングでアプローチをして根本改善を目指していきます。

■インナーチャンジングセラピーで心身症・自律神経失調症の症状が改善された事例【お客様の声】

こころの保健室のカウンセリングで身体症状が改善されたクライエント様から頂いた感想をご覧ください ↓

●私は ｢あきらめ｣の人生を送ってきました。

｢私なんて それほど価値がない｣という気持ちが強く ずっとその気持ちを抱えて生きてきました。

そのうち身体に異変が現れ喉に異物がつかえている感じ、常に緊張しているからなのか、慢性の頭痛、そして肩こり。夕方になると出てくる蕁麻疹などにより 多くの医療機関に通うようになりました。

その症状は 医師からは｢ストレスのせい｣と言われていました。

病院通いを何年も続けていたのですが どうしてこんなにストレスを抱えるのかと思うようになり ｢悩みを誰かに話したい、 聞いて欲しい｣と考えていたところ｢こころの保健室｣にたどり着き そして私は インナーチェンジングセラピーというものに出会いました。

｢セラピー｣と言葉だけで見聞きすると なんだろうと不安になる人もいるかと思いますが インナーチェンジングセラピーというものについて私が感じたことを言葉にするとしたら 先生と一緒に、心の中にある重たいフタを少しずつ 先生と会話をしながら あけてゆき ｢傷ついた心｣や｢自分自身で決めつけていたこと」を見つめ直して それを解放してあげるような そういうものでした。

少しずつ少しずつ先生と一緒に 自分の中の気持ちを吐き出してゆくことにより 自分の中で一番の問題点だった ｢関わってはいけない人｣にどうして引き寄せられるのか という事がわかりました。

現代はストレス社会で 心療内科へ通っている方は多いと思いますが 出されたその薬では 身体の症状は良くなるけど 心の傷や 何となく抱えている寂しい気持ちなどは消えていかないんだなと そういうことにも気づきました。

インナーチェンジングセラピーを受けてから ｢私は大事にされていい存在｣ ｢モヤモヤする気持ちが起きたら それは何かの危険なサイン｣ そういう様々なことを感じられるようになり、我慢せず 嫌なことを回避する行動ができるようになった私は ストレスが減り 頭痛や蕁麻疹も 本当に良くなりました。

まだまだ 悩んだり モヤモヤすることもありますが、セラピーを受ける前の私とは違っています。 ｢あきらめの人生｣を 手放すことができ、インナーチェンジングセラピーを受けて良かったと思っています。

※ ホームページ【お客様の声】ページ ←ここをクリック。様々な【お客様の声】をご覧頂けます。

■こころの保健室でできること

発症や経過に心理的要因が密接に関係している心身症、自律神経失調症にカウンセリングはとても効果的です。

身体の不快感や痛みなどの症状は自覚しているけれど、その発症にどんなストレスが関係しているのかというのは、自分では案外わからないものです。

関与しているストレスをカウンセリングで一緒に探して解決していきます。

その発症や経過に対するストレスがあったことを自覚していても、ストレスケアまではなかなかできない。

ストレスケアをいろいろやってみたけれど不調が改善されない。

このような場合もカウンセリングは有効です。

発症や経過に心が密接に関係しているのがわかっているからこそ、カウンセリングで症状の改善が見込めるわけです。

治療は受けているけれど、まだカウンセリングは取り入れてないという方や、

医療機関に行く前に先ずはカウンセリングを受けてみたいという方もどうぞお問い合わせください。

カウンセリングオフィスこころの保健室

梶間久美子