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2023.09.01
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「学校に行きたくない」と言われたお母さんへ
群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。
お子さんから「学校に行きたくない」と
言われたお母さん。
いま、焦りや不安でいっぱいだと思います。
うちの子が、こんなこと言い出すなんて。
と、目の前が真っ暗になっているお母さんもいるかもしれません。
このまま家から出なくなってしまったらどうしょう…
と、心配でたまらないと思います。
こんな時、どうしたらいいのか。
それは、心の専門家に繋がってください。
「人に知れるのが恥ずかしい」
「私が何とかする」
と考えがちな親はいることは分かります。
ひとりで、あるいはご家族だけで何とかしようとするのは
得策ではないと私は考えています。
お子さんも、ひとりの人間です。
自分の考えがあります。
自分の気持ちもあります。
もう、何でも言うことを聞いてくれた
あの頃のお子さんではありません。
今までのやり方では、こじれてしまうことが多いです。
そして、こじれてしまってどうにもならないように
思ってからカウンセリングに来られる方は多いのです。
学校に行きたくない理由は
ひとつではありません。
親には「友達とうまくいかない」とか
「先生が嫌い、怖いから」とか
「部活の先輩や同級生と合わない」とか
言うかもしれません。
けれど、おこさんはの心は色んな理由が
重なって、絡まっています。
そして、勇気を振り絞って
「学校に行きたくない」
と言いました。
学校へ行きたくても、行けないのです。
先ずは、学校へ行かせるようにすることではなく
お子さんの抱えている色んな理由を
紐解いて、心が楽になっていくことが大切です。
お子さんは、心にパワーが戻ってきたら
自ら行動していきます。
そして、お子さんが学校に行きたくない、行かないことは
お母さんの子育てが失敗したのではありません。
あなたは何も悪くないのです。
不思議なことに
お母さんが抱えている不安や焦りや心配がカウンセリングで減って
お母さん自身に安心感が増えることで
お子さんに変化が出てくることはほんとうに多いです。
お子さんを無理やりカウンセリングに来させなくても
お母さんが楽になっていくと
お子さんも楽になっていく
相乗効果です。
先ずは、親が専門家と繋がって、関わることをおすすめします。
そういう時のための専門家です。
そして私は、ひとりの専門家として
お母さんであるあなたの味方です。
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梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。
あなたをこころの保健室で待機しています。