群馬県伊勢崎市のインナーチェンジングセラピーに基づいた心理カウンセリングオフィス
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カウンセラーブログ

    • 2024.11.22
      • 禁止令
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      禁止令 ① / 人生に影響を及ぼしているもの

      群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。

      交流分析の概念である【禁止令】について紹介していきたいと思います。

      今回に先立って、人生脚本の記事の中でも【禁止令】について触れていますので、そちらも是非ともご覧ください。

      禁止令とは

      禁止令】とは、自分の人生に悪影響を及ぼす否定的なメッセージというふうに考えられています。

      なにかあるごとに決まって出てくる否定的な考えってありませんか?

      「自分てやっぱりダメだなぁ」

      「自分の存在なんて、やっぱり大したことない」

      「やっぱり女で生まれてこなければよかった」

      「女はいいよなぁ。やっぱり男は損だ」

      「私のこのなんて誰も気にしてないんだ。私なんてどうでもいい」

      人によって、人生に悪影響を及ぼしている否定的なメッセージは違います。

      ひとりの人でも、幾つもの否定的なメッセージを抱えています。

      タイプ1

      小学生の頃に決断したものを『タイプ1の禁止令』と言います。

      タイプ2

      6歳より前に決断したものを『タイプ1の禁止令』と言います。

      タイプ3

      3歳より前に決断したものを『タイプ3の禁止令』と言います。

      タイプ1よりもタイプ3の方が非常に根深い禁止令になります。

      人生の中に組み込まれていく

      禁止令は、だいたい親からの非言語のメッセージによって決断されていきます。

      「ちゃんと片付けなさい」と言われて、その子はなかなか親が思うよには片付けれない。

      その時に、親が「はぁ~」とため息ついたり、親がなにか残念そうな表情を浮かべたとします。

      「ちゃんと勉強しなさい」と言われて、その子は自分なりに勉強を頑張ったけれど、

      うまく成果が出ない子どもに対して、親が眉間にしわを寄せるような表情を浮かべたり、「はぁ~」と呆れるようなため息をつく。

      それを見て、子どもは「私はダメなんだ」「僕はダメなんだ」というふうに決断します。

      親から出ているメッセージは『禁止令メッセージ』と言います。

      ここで親から出ている禁止令メッセージは『あなたはダメ』というものになります。

      親からのメッセージを受けて、その子の自身が「私はダメだ」「僕はダメだ」と決断したものを【禁止令】と言います。

      それがいつの間にか、その子の人生に組み込まれていきます。

      そして、何かあるたびに「やっぱり私はダメだ」「やっぱり僕はダメだ」というふうに再認識していくことになります。

      人は、こういった決断を何千、何万も持っていると言われています。

      25個の包括的なテーマ

      【禁止令】というのは、そんなふうに子どもがする様々な決断の中で、人生に大きな影響を及ぼすものということで、25個の禁止令にまとめられています。

      今回は、それぞれの大まかな説明をしておきます。

      生存に関する禁止令のカテゴリー

      1.存在するな-生まれてこなければよかった。自分は間違った存在だ。その反面で承認、評価、羨望を勝ち取るという固い決意がある。

      2.健康であるな(自分の世話をするな)-しょっちゅう疲弊している。「疲れた、疲れた」と口癖のようにいう。私はくたくたなのに誰も世話をしてくれない。

      3.信頼するな-人は裏切る。信頼できるのは自分だけ。人をコントロールしたい強い欲求がある。

      4.正気であるな-自分はなんかおかしい。憎しみの気持ちが拭えない。恨んで許せない。あるいは、自分だけが正常で周りはおかしい。

      5.触れるな-自分のことは自分でやってみせる。自分は誰からも優しく触れてもらえない。「何事にも傷つかない」という態度をとる

      人間関係に関する禁止令のカテゴリー

      6.近づくな(親密になるな)-本音で話せない。他者との間に壁がある。人を警戒している。理想の愛を探し求める。

      7.愛着を感じるな(どんな愛情も感じるな)-私は見捨てられる。孤独。寂しさ。空虚感。強い独占欲を持ち人を操ろうとする

      8.属するな-私は仲間外れだ。孤立して距離を置くパターンがある。グループの中では疎外感がある。

      9.子どもであるな-他人の望みに合わせてしまう。人の世話(感情の世話も)をするのが習慣になる。自分のことは後回し。他者の顔色を見ている。他者に気を使う。

      10.関わるな(情緒的に)-仕事や実用的な世界が最優先。リアルなこと・現実的なことしか興味がない。感情なんて馬鹿げたものに時間とエネルギーは注がない。

      自己に関する禁止令のカテゴリー

      11.お前であるな-自分の生まれ持ったものを否定している。非のうちどころのない人間になってみせる。○○ちゃんのようになりたい。○○ちゃんのようになってない自分はダメだ。

      12.離れるな-衝突を避けるために相手の言いなりか、相手を避ける。意見を言わない。人との境界線が無いか曖昧。ありのままでいてはいけない。

      13.見えるな-自分が恥ずかしい。又は、問題がないかのように表向きな自分しか見せない。目立たないようにしている。あるいは目立つけれども作った自分しか見せない。

      14.重要であるな-自分は何の価値もない。そしてプライドが高い。いつだって人より抜きん出てみせる。競争心が強く他者と比較している。

      15.欲しがるな(欲求をもつな)-自分である感覚が無い。人からの承認を得るために自分の望みを諦める。自分がわからない。自分の欲求がよくわからない。一番欲しいものを手に入れると罪悪感を味わう。

      能力に関する禁止令のカテゴリー

      16.(決して)成し遂げるな-失敗ばかりで十分にできていない。物事を成し遂げようと努力するが、頭の中はいつも挫折感でいっぱい。

      17.成長するな-世の中が怖い。何をすればいいのか全く分からない。子どもが大人ぶるように、必死で背伸びをする。大人の良いモデルがいなかった。「成長してしまったらあんな大人にになってしまう。ああには決してなりたくない」

      18.考えるな-正解がほしい。正解だというのにしがみつく。考えようとすると頭が真っ白になる。

      「お金のことが考えられない」「セックスのことが考えられない」など特定のことについて考えられない場合もある。

      19.成功を感じるな-いつもまだ足りない、出来てないことに対する自責。自分のこと以外も責任を感じる。何でもかんでもちゃんとやろうとしている。

      20.するな(自由に振舞うな)-不安で決められない、動けない。自分のすることは何もかも間違っている。事実にそぐわない不安がある。こんなふうに心配や不安があるからこそ最悪なことが避けられていると思っている。

      安全(の感覚)に関する禁止令のカテゴリー

      21.楽しむな-時間に追われイライラし急ぐことで自分を気分良くしている。毎日を予定でいっぱいにする。人生は虚しい。人生は無意味だ。

      22.感謝するな-不満。どこか人をさげすんでいる。満足することがない。常にもっと手に入れたがっている。

      23.感じるな-感情などのつまらないものに関わっている時間はない。感じることは良くない、危険なことだ。感情を感じないためにいろいろやっている(例えば、タバコを吸うなど)

      24.くつろぐな(安全を感じるな)-リラックスできない。リラックスが苦手。いつなんどき、何があってもいいように将来のために備えている。絶え間なく警戒している。気が抜けない。いつも体が緊張している。

      25.幸せであるな-人生は悲しい。人生には笑えるようなことがあまりない。いつか幸せを手に入れてみせる。幸せの未来を追い求める。今ある幸せに気がつかない。

      子どもの頃に何千、何万としている決断ですが、人生に大きく影響があるような決断はこのように25個の禁止令としてまとめられています。

      もちろん、ここに書いた文字通りの考えや行動とは限りません。

      こういった意味合いの考えや行動をどうやらしているというものです。

      自分ではなかなか見極めは難しいので、そこはカウンセリングでゆっくりとお話を聴く必要があります。

      そして今後、禁止令シリーズとして、ひとつずつ紹介していきます。

      こころの保健室でできること

      こころの保健室では、内面から変わるカウンセリング(インナーチャンジングセラピー)で、

      小さい頃に決断した自分の人生に悪影響を及ぼす否定的なメッセージから自分を肯定するメッセージの書き換えを実施しています。

      その否定的なメッセージは、あなたにとって余りにも当たり前過ぎて

      「これが消えたり、書き換えられるはずがない」と思うかもしれません。

      カウンセリングで内面から書き換えされていきます。

      それはなぜか。

      その否定的なメッセージは生まれつきではないからです。

      あなたが生まれ出てから、あなたにそのメッセージを渡した人がいたから、あなたの人生に組み込まれているのです。

      そして、メッセージを渡したのは親や周りの大人たちだったかもしれませんが、

      「私はダメだ」と決断したのは、あなた自身なのです。

      自分で決断したから、変えたいときには決断を変えることができるのです。

      禁止令は、余りにも当たり前すぎるので、人はそれが禁止令だなんて気づきません。

      これまで何度も何度も、その否定的なメッセージを聞いているので

      まるで自分の一部のような感覚さえあるかもしれません。

      あなたにその否定的なメッセージを渡した人が、目の前にいないのにも関わらず聞こえてくるんです。

      それ故に自分自身では、禁止令の見極めが難しいのです。

      だから、カウンセラーが存在します。

      あなたの悩みや困りごとには、どんなメッセージが関係しているのか。

      あなたな自身はその否定的なメッセージから、どんなメッセージに変わったらいいのか。

      あなたもカウンセリングでゆっくりと扱いながら、人生に悪影響を及ぼす否定的なメッセージを書き換えていきましょう。

執筆者プロフィール
梶間久美子
公認心理師
心理カウンセラー
梶間 久美子
KUMIKO KAJIMA
こころの保健室のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。

あなたをこころの保健室で待機しています。
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