群馬県伊勢崎市のインナーチェンジングセラピーに基づいた心理カウンセリングオフィス
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カウンセラーブログ

    • 2024.01.27
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      雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)

      群馬県伊勢崎市の公認心理師、心理カウンセラーの梶間久美子です。

      【雨垂れ石を穿つ】

      この言葉は、私が高校3年生の時の担任の先生が教えてくれました。

      初めて聞いて、その意味を教えてもらったときに、私の心に深く深く響きました。

      そこから40年近く経とうとしていますが、今も私には残っています。

      少しずつ滴り落ちる雨垂れであっても

      それが長く同じ場所に落ち続けると

      やがて硬い石にも穴をあけることができる。

      私のカウンセリングの信条

      クライアント様に対する姿勢は

      この言葉にも有ります。

      悩みや苦しみで硬くなってしまった心。

      欲しかった愛情や温かさが足りなくて、硬くならざる負えなかった心。

      心の傷つきや痛みから、心を硬くすることでしか守れなかった。

      クライエント様なりの大事な理由があって、心が硬い状態でカウンセリングにいらっしゃいます。

      カウンセリングを受けることは簡単でないこと知っています。

      特に初めてはどんなに勇気が必要か。

      とても緊張すると思います。

      なので、先ずクライエント様には勇気があるということを記しておきたいと思います。

      カウンセリングが始まったなら私は、【雨垂れ石を穿つ】です。

      私の雨垂れは、愛と敬意で包んだ心理療法です。

      もちろんそれは、家族との愛情やパートナーとの愛情とは全く違います。

      ましてや同情とも違います。

      カウンセラーとして、その方の「存在に対する愛」です。

      なにか大げさで闇雲に褒め称えたり、持ち上げたりするものではありません。

      私がクライエント様と一緒に過ごした時間の中で

      クライエント様が話してくれたことや見せてくれた姿から

      私が正直に渡すものです。

      クライアント様のどんな考えも、どんな気持ちも私は大事に思っています。

      否定する理由は何もありません。

      否定するために聞いていません。

      どこに対して癒すお手伝いをしたらいいのか、わかりたい気持ちでお聞きしています。

      大切な考えや気持ちを聴かせてもらえたことが感謝です。

      傷つき、痛み、屈辱、恥ずかしさ、悔しさ・・・

      そこに愛を持って、心理療法で触れさせていただきます。

      一回は滴り落ちるほどのものかもしれませんが

      硬くなっている心に少しずつ、少しずつ・・・1滴 1滴。

      丁寧に触れさせていただきます。

      クライアント様の心には変化が起こってきます。

      傷つきが癒えていく。

      苦悩から解放されていく。

      自分で自分を苦しめることを止めることができていく。

      それは、クライアント様自ら起こす変化です。クライアント様の力です。

      あんなに硬かったところも、癒えていくと徐々にくぼみができてきます。

      きたくぼみには、今度は愛や温かさや安心感で埋まっていくのです。

      私は、これまでこの現象を、数え切れないほど拝見いたしました。

      これからも、クライアント様

      おひとり、おひとりの「存在に対する愛」を持って

      エビデンスのある理論と心理療法を使って

      カウンセリングさせて頂く所存です。

執筆者プロフィール
梶間久美子
公認心理師
心理カウンセラー
梶間 久美子
KUMIKO KAJIMA
こころの保健室のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。

あなたをこころの保健室で待機しています。