このカウンセリングを体験した方ならお分かりだと思います。

このカウンセリングは【感情】をとても大切にします。

クライアントさんの考えももちろん丁寧に伺いますが

その時どんなふうに感じているのか

イライラ・不安・心配・もやもや・焦り・緊張感

憎い・混乱・劣等感・無気力・孤独感・・・

感情をとても大切に扱います。

その時、その場面で人はいろんなことを感じています。

そこに理論だけで説いても余計に苦しくなります。

求めてないアドバイスされても責められているみたいになるでしょう。

「自分には価値がない」と考えている人に

「そんなことない。あなたは価値があります。人は誰でも価値がるものです」

と理論だけでは腑に落ちてきません。

「そんな風に考えるんじゃなくて、もっと前向きに考えた方が良いよ」

とアドバイスされても「前向きに考えられない自分が悪いんだ」と

余計に辛くなるかもしれません。

だってここに来るまでに、ほんとに、ほんとに頑張って

考え方を変えようと努力してきているのですから。

そこに更に理論を渡されたらしんどくなります。

転んで傷ついたから「痛い」と感じている時に

「そんなくらいで痛がってたら、この先やっていけないよ」

「痛い時こそ頑張りなさい」

と、痛みを共感せれずに、理論を渡されたらどうでしょうか。

心が傷ついて痛みを感じている人にも同じです。

人を理論で打ち負かすことはできません。

理論だけで楽な方への支援はできません。

【理論には共感がない】からです。

いままで理論、考え方

こうすべきという理屈で、いっぱいいっぱい頑張ってきたけれど

なかなか変わらない

なかなか楽にならない

なかなか問題が解決しない

と気づいたなら

方法を変えてみてはどうでしょう。

いままで置いておいた【感情】に目を向けた

支援方法を選んでみることができます。