-
2022.09.06
【カウンセリングに来る人ってどんな人ですか?】
あなたはカウンセリングに来る人にどのようなイメージがありますか?
特別な人が行くところと思われますか?
【こんなくらいの悩みでカウンセリングに行ってもいいんですか?】
と言うのもよく聞かれます。
まず実際、私がお会いする人たちは
なんら特別な人ではありません。
その人、ひとりひとりは
存在として特別です。唯一無二の存在です。
ただ、性格が特別なんだとか、考え方が特別なんだとか、
奇異な悩みなんじゃないかとか
そんなことはありません。
私たちと同じ社会で生活している人たちです。
主婦、勤め人、学生、休職している人、
女性も、男性も、LGBTQも。
また多種多様な職業の方がカウンセリングで
問題解決されていきました。
お悩みだって特別ではありません。
家族のこと、親との関係、夫婦のこと
子育て、不登校、行き渋り
恋愛、性のこと
いじめ、トラウマ
仕事のこと、将来のこと
心身症(片頭痛、緊張性頭痛、神経性胃炎、アトピー性皮膚炎、更年期障害など)
自律神経失調症(頭痛、動悸、めまい、耳鳴り、多汗、吐き気、ED、月経不順など)
などなど。
誰にでも、なにかしらあるお悩みです。
違うのは
その人にとって、その悩みがどれくらいのものなのか
ということです。
例えば、上司から言われた一言を
ある人は、「上司の言ってることなんて聞き流しとけばいいんだよ。ミスは誰でもするし」と思うかもしれません。
別の人は、「みんなにも上司にも迷惑かけてしまった。ミスした私のせいだ。」と思うかもしれません。
また、あるお母さんは
「子どもにイライラをぶつけたって悩むことじゃない。子育てはそういうもの」と思うかもしれません。
けれど別のお母さんは
「また子どもにイライラをぶつけてしまった。こんなお母さんでごめんね。」と思うかもしれません。
ある人は、「いじめなんて過去のこと。もうすっかり忘れているよ」と思うかもしれません。
別の人は、「大人数は緊張してしゃべれない。自分から入れない。いじめられてた時の感覚になる」と思うかもしれません。
ある人は、「失恋しちゃった。よし!また素敵な人を見つけよう」と思うかもしれません。
別の人は、「失恋しちゃった。私がいけなかったんだ。なんにも楽しくない。もうなんにもしたくない」と思うかもしれません。
性生活が無いパートナーは
ある人は、「私もパートナーも性生活は無くてもお互いに不満はない。今のままで十分」と思うかもしれません。
別の人は、「パートナーとの性生活が無くて寂しい。自分はパートナーに嫌われてしまっているんじゃないか」と
思うかもしれません。
悩みを相談して
他の人から「そんなことで」「大丈夫だよ」「平気、平気」と言われたことがあるかもしれませんね。
それは、相手にとっては「平気」なことだったのでしょう。
私は日頃から、こう思っています。
【人の悩みに、大きいも小さいもない】
だから【こんなくらいの悩みで】というのは存在しないのです。
あなたにとってどうかなのですから。
カウンセリングに来る人は、同じ社会に暮らす、ごくごく普通の人たちです。