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2022.08.15
- 愛着
【愛着】思考や行動の変容では、なかなか解決に至らない【愛着のカウンセリング】
こころの保健室では
クライアントさんの主訴に応じて【愛着のカウンセリング】をおこなっています。
例えば
・居場所がない感覚(家族、友達、職場はあるが)
・孤独感がある
・空虚感がある
・心が不安定
・なにをしても不安
・そわそわ、落ち着かない
・大切な人にいつか見捨てられるんじゃないかと思っている。そんな感覚がある
・自分が見捨てられないためならどんなこともする
・一方で、見捨てられる前に、自分から先に離れる
・寂しさがなにをしても埋まらない
・依存症 ― 暴言暴力、DV、セックス依存、恋愛依存、アルコール依存症、ギャンブル依存症、
買い物依存など
・発達の凸凹
・摂食障害
・DV
など。
愛着にまつわる困りごとは、2歳か、遅くても3歳くらいまでのことが関係しています。
それは、お母さんに抱っこしてもらった肌感覚からの安心感や温かさです。
【愛着=肌感覚の守られる安心感】といえます。
抱っこは愛着形成に深い深い関わりがあるのです。
3歳以前の肌感覚の問題なので思考が育つ前のことなのです。
なので愛着のカウンセリングをするときは、記憶がはっきりしていない場面を扱うことは多いです。
だから愛着に関わる悩みは考え方を変えただけではどうしても解決に届かないのです。
肌感覚の安心感や温かさを扱わなければなりません。
そして愛着を100%満たさせている人がいないこともお伝えしておかなければなりません。
抱っこしてほしい時に、毎回、毎回ピタッと抱っこしてもらえた人はいないからです。
お母さんにも現実の生活があります。
赤ちゃんのためにお洗濯したり、お掃除したり。
そしてお母さんも生理的な欲求があります。
ご飯を食べたり、おトイレに入ったり、お風呂に入ったり。
そんな時には、赤ちゃんが「抱っこして」と泣いていても
それに応えられない現実があるのです。
赤ちゃん側からしたら、自分のニーズにピタッと応えてもらえられないことが
この愛着の形成に関わっているのですが、
赤ちゃんにとって完全なお母さんはいないのです。
だから多かれ少なかれわたしたちは愛着の問題を抱えています。
ただ何らかの理由で、ニーズに応えてもらえない経験をたくさんしてきた場合や
見捨てられたような経験(なにかあると自分を置いて家をでていくお母さん、ひとりぼっちな感覚など)
がある場合は最初にあげた主訴となることが多いです。
これまでいろいろやってみたけれど、なかなか困りごや悩みが改善されない方、
良いかと思うと、またもとの状態に戻ってしまう感覚がある方、
どうしても辛さが抜けきれない方は、
もしかしたら愛着が関係しているかもしれません。
はじめてカウンセリングを受けたいという方はもちろんですが
いろいろ頑張ってみたけれど、なかなか抜け出せない方も
【愛着のカウンセリング】で、さらに深いところから根本解決を目指してみるのはいかがでしょうか。
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梶間久美子は、愛着の無意識レベルのことから、嫌われる怖さ、居場所のなさ、劣等感、自信がないなどの自己に関するお悩みや、様々な人間関係のお悩みなどの根本解決を支援する公認心理師です。
あなたが諦めないかぎり、わたしは諦めない。
あなたをこころの保健室で待機しています。